三島由紀夫の名言
「仮面の告白」「潮騒」「金閣寺」など数々の名作をこの世に残された「三島由紀夫」さん。
戦後の日本文学界を代表する作家の一人でもあり、またノーベル文学賞候補になるなど、日本という国の枠を超え、海外においても広く知られた作家でもありました。
惜しむらくは、最後割腹自殺をされた作家としても後世に語り継がれています。
そうした三島由紀夫さんの作品から学ぶべき名言は数多くあります。
その一部をまとめたYouTubeをご紹介させていただきます。
「三島由紀夫」さんの名言YouTubeどうでしたか?
もう一度、見たいという方のためにYouTubeに出ていました名言を書きだしましたのでじっくりと読んでみてくださいね。
じっくり読むとえっと思う言葉が多いですね。
空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程に
しか人間の幸福が存在しない。世界が必ず滅びるといふ確信がなかったら、
どうやって生きてゆくことができるだらう。ほしいものが手に入らないといふ最大の理由は、
それを手に入れたいと望んだからだ。あまりに永い苦悩は人を愚かにする。
苦悩によって愚かにされた人は、もう歓喜を疑ふ
ことができない。理想的な「他人」はこの世にはないのだ。
滑稽なことだが、屍体にならなければ、人は「親密な
他人」になれない。芸術家といふのは自然の変種です。
なぜ大人は酒を飲むのか。
大人になると悲しいことに、酒を呑まなくては
酔へないからである。
子供なら、何も呑まなくても、忽ち遊びに酔って
しまふことができる。「強み」とは何か。知恵に流されぬことである。
分別に溺れないことである。青年の苦悩は、隠されるときもつと美しい。
個人が組織を倒す、といふのは善である。やたらと人に弱味をさらけ出す人間のことを、
私は躊躇なく「無礼者」と呼びます。何を守ればいいんだと。ぼくはね、結局文化だと思うんだ。
崇高なものが現代では無力で、
滑稽なものにだけ野蛮な力がある。日本ではステイタス・シンボルに当たるものが私は何があるのかと聞きたい。
私は民主主義と暗殺はつきもので、共産主義は粛清はつきもの
だと思っております。共産主義の粛清のほうが数が多いだけ、
始末が悪い。たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんな
に不真面目になるか、殺される心配がなかったら、
いくらでも嘘がつける。
国家がなくなって世界政府ができるなんという夢は、
非常に情けない、哀れな夢なんです。
資本主義国家も国家が管理している部分が非常に大きく
なっておりますから、実際の国家の時代という点では、
国家の管理機能はむしろ史上最高ぐらいまで達している
のではないか。真の戦争責任は民衆とその愚味とにある。
引用元: 2分で見る! 三島由紀夫名言集より
いかがでしたか?
中でも私には耳のいたい話しがありました。
「なぜ大人は酒を飲むのか。
大人になると悲しいことに、酒を呑まなくては
酔へないからである。
子供なら、何も呑まなくても、忽ち遊びに酔って
しまふことができる。」
そう、私酒を呑まないと酔えないんです(笑)
えっ、呑んじゃだめですか?
たまには、酒を呑んでよっちゃいましょうよ。